2004年04月04日
フリー百科事典・ウィキペディアに「イスラム銀行」の項ができた!
フリー百科事典・ウィキペディアに絶好調の金融システム「イスラム銀行」の項ができた。
イスラム銀行とは、利子を禁じたイスラム法に基づいて、利子を取らない、または請求しない金融商品を提供する銀行。 融資と利子ではなく、投資と利潤で稼ぐシステムである。非常な活況を呈している。
具体例→ゲルマン魂を持つ日本人・佐藤@IT長者氏がウェブログ運営会社を起業したいとする。日本型システムでは佐藤@IT長者氏が事業者が銀行からお金を借りて、やがて元金プラス利子を返す。しかしイスラム銀行の場合は、お金を渡すのではなしに、イスラム銀行が代わりに机やイスやコンピューターやサーバーや電話回線を購入して、それを佐藤@IT長者氏にリースする。つまり、マネーではなくモノで貸すのだ。モノだから、ただ置いておいても自己増殖して増えたりしない。きちんとモノを使って労働して、それで利益が出る。儲からないかも知れないけど、その場合はしかたない。佐藤@IT長者氏を買いかぶった自分にも責任があるのだ。でも儲かったらきちんと払ってね♪という図式。
ウィキペディアの「イスラム銀行」の項。記述がなかなか充実しているので、一読をおすすめしたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%8A%80%E8%A1%8C
また、西洋経済の中心たるアメリカ合衆国の最先端技術の集積地であるシリコンバレーの成長を支える原動力は、イスラーム金融に似ている(ベンチャー企業記事参照)。というのも、投資家は企業家に出資するとき、「融資」ではなく「株式の購入」という形態を取るため、起業家には「元本保証」や「利潤確保」の義務が生じない。また、投資家が資本分散によって危険を避ける点、担保ではなく人物と経験を評価することによって投資するかどうかを決める点なども、ムダーラバ契約を思い起こさせる。
主な相違点としては、融資ではなく株式購入であること、投資家は株主であるため会社の運営に対して口出しできることなどが挙げられる。また、詳しい資料はないが、ムダーラバの長距離キャラバン交易の成功率は、少なくとも現代ネットベンチャーの「約20%」という数字よりは大きかったであろうと思われる。このエンジェル←→ベンチャーの関係は、まさにムダーリブ←→ダーリブの関係を思わせ、しかも銀行の扱う二重ムダーラバよりも遥かに、預言者ムハンマドがおこなっていたような「ムダーラバの基本形」に近い、似ている、とすら言えるかもしれない。世界経済をリードする集団と言えるアメリカ、シリコンバレーのベンチャー企業群は、実は「有利子経済」ではなく「無利子経済」の恩恵によって爆発的成長を遂げたものと言うことができるだろう。
★正体不詳の知識人「ベルナール」氏による解説→
http://bbs8.otd.co.jp/kawanakajima/bbs_plain?range=-50&base=700
「老化するお金」とイラク戦争 2004/02/13 12:27
みなさんは、「イスラム銀行」というものをご存知でしょうか?1971年、エジプトで「ナセル社会銀行」(Nasser Social Bank) が誕生しました。イスラム銀行とは「間接金融機能を担う、イスラム教に準拠したムスリムを対象とする利子なしの銀行」のことです。ここで一番重要なのは、「利子なし」という点です。イスラム法学では、「羊を取引する時は、羊の腹の中にいる子羊を勘定に入れてはならない」とするコーランが「利子」(リバー) を禁じているとして、社会公正を重視しています。この「リバー」とは、元々はアラビア語で「増殖」を意味するそうです。つまり、ただそれを持っているだけで何もしないで安穏としいても儲かるというのはよろしくないという発想です 。
銀行は、金を貸して、利子をつけて返してもらうことによって商売とする「金貸し屋」として機能していると一般に考えられています。出資者から集めた金は、利子をつけて出資者に返され、利子の差額で銀行が潤う。商売だから、赤字でなくてもあまり儲からないなら「貸しはがし」をし、投機をしてお金を増やそうとする。資本を集めて集中させ、その資本を投入する事により経済を循環させて豊かになろうという資本主義を支える根幹の一つが、銀行システムを形成しています。「イスラム銀行」はこうした発想のアンチテーゼとして設立されました。
こうした考え方は、ドイツの作家ミヒャエル・エンデが評価した「老化するお金」と通底する発想でしょう。自己「増殖」しない「老化するお金」は、オーストリアのヴェルグルで実際に使われた例があります。提唱者は経済学者のシルビオ・ゲゼル。毎月1%づつ価値を減じる地域通貨は、所有していても価値は減っていくので、たちまち野内に町中を循環し始め、新たな商業活動を活発にしました。ちょうど血液が体内を循環した後、老化して排泄されるように、お金も経済プロセスの終わりには消滅すべきだと考えがゲゼルの発想の根底にあります。つまり、資本にならないが故に、この地域通貨は貯めこまれず循環して経済を活性化し、モノとして商品化できないが故に、利潤を求めて暴走しないという特徴を持っているわけです 。
★さらにここも参考になる→
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=250665
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=389596
【トラックバック】
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000018221.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000051601.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000018234.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000041824.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000051408.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000078757.html
具体例→ゲルマン魂を持つ日本人・佐藤@IT長者氏がウェブログ運営会社を起業したいとする。日本型システムでは佐藤@IT長者氏が事業者が銀行からお金を借りて、やがて元金プラス利子を返す。しかしイスラム銀行の場合は、お金を渡すのではなしに、イスラム銀行が代わりに机やイスやコンピューターやサーバーや電話回線を購入して、それを佐藤@IT長者氏にリースする。つまり、マネーではなくモノで貸すのだ。モノだから、ただ置いておいても自己増殖して増えたりしない。きちんとモノを使って労働して、それで利益が出る。儲からないかも知れないけど、その場合はしかたない。佐藤@IT長者氏を買いかぶった自分にも責任があるのだ。でも儲かったらきちんと払ってね♪という図式。
ウィキペディアの「イスラム銀行」の項。記述がなかなか充実しているので、一読をおすすめしたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E9%8A%80%E8%A1%8C
また、西洋経済の中心たるアメリカ合衆国の最先端技術の集積地であるシリコンバレーの成長を支える原動力は、イスラーム金融に似ている(ベンチャー企業記事参照)。というのも、投資家は企業家に出資するとき、「融資」ではなく「株式の購入」という形態を取るため、起業家には「元本保証」や「利潤確保」の義務が生じない。また、投資家が資本分散によって危険を避ける点、担保ではなく人物と経験を評価することによって投資するかどうかを決める点なども、ムダーラバ契約を思い起こさせる。
主な相違点としては、融資ではなく株式購入であること、投資家は株主であるため会社の運営に対して口出しできることなどが挙げられる。また、詳しい資料はないが、ムダーラバの長距離キャラバン交易の成功率は、少なくとも現代ネットベンチャーの「約20%」という数字よりは大きかったであろうと思われる。このエンジェル←→ベンチャーの関係は、まさにムダーリブ←→ダーリブの関係を思わせ、しかも銀行の扱う二重ムダーラバよりも遥かに、預言者ムハンマドがおこなっていたような「ムダーラバの基本形」に近い、似ている、とすら言えるかもしれない。世界経済をリードする集団と言えるアメリカ、シリコンバレーのベンチャー企業群は、実は「有利子経済」ではなく「無利子経済」の恩恵によって爆発的成長を遂げたものと言うことができるだろう。
★正体不詳の知識人「ベルナール」氏による解説→
http://bbs8.otd.co.jp/kawanakajima/bbs_plain?range=-50&base=700
「老化するお金」とイラク戦争 2004/02/13 12:27
みなさんは、「イスラム銀行」というものをご存知でしょうか?1971年、エジプトで「ナセル社会銀行」(Nasser Social Bank) が誕生しました。イスラム銀行とは「間接金融機能を担う、イスラム教に準拠したムスリムを対象とする利子なしの銀行」のことです。ここで一番重要なのは、「利子なし」という点です。イスラム法学では、「羊を取引する時は、羊の腹の中にいる子羊を勘定に入れてはならない」とするコーランが「利子」(リバー) を禁じているとして、社会公正を重視しています。この「リバー」とは、元々はアラビア語で「増殖」を意味するそうです。つまり、ただそれを持っているだけで何もしないで安穏としいても儲かるというのはよろしくないという発想です 。
銀行は、金を貸して、利子をつけて返してもらうことによって商売とする「金貸し屋」として機能していると一般に考えられています。出資者から集めた金は、利子をつけて出資者に返され、利子の差額で銀行が潤う。商売だから、赤字でなくてもあまり儲からないなら「貸しはがし」をし、投機をしてお金を増やそうとする。資本を集めて集中させ、その資本を投入する事により経済を循環させて豊かになろうという資本主義を支える根幹の一つが、銀行システムを形成しています。「イスラム銀行」はこうした発想のアンチテーゼとして設立されました。
こうした考え方は、ドイツの作家ミヒャエル・エンデが評価した「老化するお金」と通底する発想でしょう。自己「増殖」しない「老化するお金」は、オーストリアのヴェルグルで実際に使われた例があります。提唱者は経済学者のシルビオ・ゲゼル。毎月1%づつ価値を減じる地域通貨は、所有していても価値は減っていくので、たちまち野内に町中を循環し始め、新たな商業活動を活発にしました。ちょうど血液が体内を循環した後、老化して排泄されるように、お金も経済プロセスの終わりには消滅すべきだと考えがゲゼルの発想の根底にあります。つまり、資本にならないが故に、この地域通貨は貯めこまれず循環して経済を活性化し、モノとして商品化できないが故に、利潤を求めて暴走しないという特徴を持っているわけです 。
★さらにここも参考になる→
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=250665
http://www.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=389596
【トラックバック】
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000018221.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000051601.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000018234.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000041824.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000051408.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000078757.html
Posted by はなゆー(やきとりファン) at 11:48│Comments(0)
│時事&社会問題
この記事へのトラックバック
F−1グランプリも開催されることになった中東の租税回避地バーレーン。ここの「イスラム銀行」が勢いを増している。
低気温のエクスタシーbyはなゆー【低気温のエクスタシーbyはなゆー】at 2004年04月04日 12:02
「グラミン銀行」は、貧しい人たちだけにお金を貸す銀行。女性を中心に無担保で少額融資を行い、貧しい農村が貧困から抜け出せるよう支援してきた。
低気温のエクスタシーbyはなゆー【低気温のエクスタシーbyはなゆー】at 2004年04月04日 12:03
スペイン・バスク地方の街・モンドラゴン。労働者が経営に参加する、独特の協同組合が発達する街として注目されている。
低気温のエクスタシーbyはなゆー【低気温のエクスタシーbyはなゆー】at 2004年04月04日 12:03
インターネット新聞「JANJAN」が「参加型市政の実験」というシリーズ記事でブラジル労働者党の斬新なアイディアによるポルトアレグレ市政を取り上げている。
低気温のエクスタシーbyはなゆー【低気温のエクスタシーbyはなゆー】at 2004年04月04日 12:05
NPOや環境保護活動をおこなっている市民などを 融資先とするNPOバンク「ap bank」が開設された。
低気温のエクスタシーbyはなゆー【低気温のエクスタシーbyはなゆー】at 2004年05月03日 11:37
この記事へのコメント
本日はF−1バーレーン・グランプリ開催日である。
(´∀´)ノシΩへぇ〜
(´∀´)ノシΩへぇ〜
Posted by はなゆー at 2004年04月04日 12:08
『無利子銀行論』 ムハマンド・マーキルッ=サドル (今村仁司 解題)
Posted by はなゆー at 2004年09月10日 19:00



